自分の作ったWordPressのテーマを販売したい！という人は結構いると思います。しかし、WordPressのテーマディレクトリに公開しながら、というと難しい問題が有りますよね。

 自分のサイトで販売したいけれど、公式ディレクトリに掲載するとそちらから無料でダウンロードできてしまう。さらに言えば、WordPressのライセンスはGPLなので、例え自分が作ったテーマであってもGPLは派生物に対してGPLでないといけないというライセンスになるので、誰でも再配布が可能になり、素直にテーマを販売というには少し敷居を感じてしまうこともあるでしょう。

しかし、だからといってテーマの販売ができないというわけではありません。やり方はいくつかの手段があります。

◆サポートを有償にする

テーマファイルのダウンロードは自由にしておいて、インストールの仕方、困ったときのサポートなどを有償にするという販売方法です。これなら自分のサイトからのダウンロードでも、公式テーマからダウンロードしたものでも、サポート時にお金が発生するのでやりやすいですね。

◆カスタマイズを有償で受ける

こちらもダウンロード自体は無料で、機能の追加等を有償にする方法です。例えばテーマの中で利用するトップページにスライダーを用意しておいて、通常は画像3枚のスライドのものを、5枚にカスタマイズするといった具合で、出来ることは色いろあると思います。

大きく2点上げましたがWordPressの公式ディレクトリに公開してそれを販売しようとすると色々と工夫する必要があります。

テーマを公式ディレクトリに掲載せずに販売する方法もあるのですが、公式ディレクトリに掲載されると、まずWordPressという大きなサイトに掲載され、多くの人の目に触れてもらえるようになります。

また、WordCampのようなWordPressコミュニティが開催する大きなWordPressイベントで紹介することも可能になります。

このように、まず公式ディレクトリに掲載されるとプロモーションの場を確保できるメリットがあります。そして、公式ディレクトリに掲載されることのメリットはこれだけではありません。

公式ディレクトリに掲載したテーマは、アップデートがあると利用者のWordPressに更新の通知が入るので、ユーザーへ常に最新の状態を提供することが容易に行えます。さらに公式ディレクトリに掲載していると利用者からのレビューがあつまったり、フィードバックをもらえたりといったメリットも有ります。

WordPressの公式ディレクトリに載せたい。しかしライセンスのことがあるからどういう手段で販売すれば良いのか？と悩んだ方の参考になればと思います。

引き続きZ.com for WordPressおよびZ.comの各サービスをよろしくお願い申し上げます。