WordPress公式ディレクトリの所有する、有償サポート
GPLテーマ集 「Commercially Supported GPL Themes」

2016年04月06日WordPress, Z LOG

bn_zlog

WordPressの公式ディレクトリにコマーシャルのディレクトリがあることをご存知でしょうか?

URL: https://wordpress.org/themes/commercial/

WordPress-GPL

WordPressの公式ディレクトリには魅力的なテーマが沢山が掲載されています。

しかしそのテーマをインストールして誰でも簡単に使えるか?というと、必ずしもそうではありませんよね?

このディレクトリは、そういう簡単に使えない人々のために、有償サポートが備わったテーマを紹介するショーケースです。

WordPressのライセンスはGPLで、GPLは使う人の自由を奪ってはならず、自由を尊重したテーマです。フリーソフトウェアという名目のフリーとは自由のフリーであり、決して「無料でないといけない」という意味のフリーではないのです。

このディレクトリで紹介されている有償サポートは、幾つかの形式があるのですが、
主に「ファイルをダウンロードするページヘアクセスするのに有料である」、「ファイルをダウンロードする時点で、有料の会員登録が必要」、「ダウンロード自体は無料で、サポートを受けるのは有料」と言ったものになります。

もちろんGPLなので、購入したテーマファイルのソースコードは自由に書き換えられますし、再配布も可能です。

購入したテーマファイルを無料で再配布することも、改めて販売することも出来ますし、自由に扱うことが出来ます。

テーマの販売と聞くとよく見られる、間違ったケースに「ひとつのテーマはひとつのサイトでしか使えない」、「特定ジャンルのサイトでは使えない」、「再配布できない」といった表記があります。

これらは、利用者に対してなんらかの制限を与えることになり、GPLのラインセンス違反となるので、この「Commercially Supported GPL Themes」のディレクトリで紹介されることはありません。

 

このディレクトリで紹介されるには、開発者及び提供者が、以下の条件をすべて満たしている必要があります。

●PHPのソースコード以外のファイル(画像やCSS、JavaScript等)も全てGPLであること
●積極的にメンテナンスされているテーマをorgの公式テーマディレクトリにひとつは持っていること。
●プロのサポートがあること
●サイトのデザインが完成していて、一定のクオリティレベルを超えていること
●orgにたいし、連絡先となるメールアドレスを維持していること
●自分に関する俳句(5-7-5)を送ること。

難しそうに見えますが、これらは全てテーマを公開する側への制限であり、テーマを使うユーザーさんは何も考える必要はなく、ただただ自由に使うことが出来ます。

どんな使い方でも大丈夫です。それを担保しているのがWordPressのライセンスであるGPLであり、WordPress.orgの公式テーマディレクトリなのです。

テーマを制作される方から考えると、テーマ・プラグインを全てGPLで公開するのことは多くの制限を受けることになりますが、コミュニティに参加することで、自分以外の人が自分のプロダクトを広めてくれるのは非常に重要なことで、これがあるからこそ、制作者・提供者は100%GPLを選択する意味が生まれます。

 

引き続きZ.com for WordPressおよびZ.comの各サービスをよろしくお願い申し上げます。

 

bn_zlog

 

 

 

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