ホームページ作成の上で取り組みたいのがアクセスアップ。その基本対策のひとつにSEOがあります。
SEO対策にはさまざまなものがありますが、今回は「キーワードの選び方」についてポイントをまとめました。
○軸になるキーワードの設定
たとえばネットショップの場合。
サイト内で扱う商品ジャンルの幅が広いと、ついすべてのカテゴリーを検索上位に表示させたくなります。
しかし、複数のキーワード設定は、ホームページ作成初心者にはおすすめできません。
理由は、“軸のブレ”にあります。
例えば、デジタルグッズとマタニティ・ベビーグッズではターゲットがまるで異なるはず。
同時に施策しても、良い結果は得られません。
大切なのは、“軸になるキーワード”を設定すること。
それを決定するには、現在のサイトに「どんな人が来て欲しいのか?」「このショップでは何を売りたいのか?」「自社の強みはどこにあるのか?」「競合他社の特徴は?」という分析が必要になります。
○類似キーワードの中から絞り込み
軸となるキーワードが決まったら、次は類似するキーワードを集めていきます。
この場合、Googleのキーワードプランナー( https://adwords.google.com/KeywordPlanner)が役立ちます。
本来は広告出稿者用のツールではありますが、キーワードの検索数や競合性を調べられるので、SEO対策で頻繁に利用されています。
キーワードプランナーを利用すると、ユーザーがどんな言葉で検索をしているかが見えてきます。
その中から、自社のサイトでニーズが満たせそうな組み合わせを洗い出していきましょう。
たとえば女性向けECサイトの場合。
「レディースファッション」が軸だとして、以下の組み合わせはニーズがあると考えられます。
・レディースファッション トレンド
・レディースファッション 30代
一方、以下のキーワードでは、検索したユーザーにクリックしてもらえる見込みは少ないでしょう。
・レディースファッション 雑誌
・レディースファッション モデル
上記は、検索ユーザーが女性ファッション誌やそのモデルの情報(おそらく一覧のまとめを見たい)を求めていると予想できます。ECサイトには需要がないと考えるのが妥当です。
○キーワードから想像するのが大切
このように、ただ類似するキーワードを集めるのではなく、「どうしてこの言葉で検索をしたのだろう?」と想像するのが、SEOに有効なキーワード選びの第一歩。ユーザーの気持ち・目線になって考えていきましょう。
なお、キーワードを選定する際には以下の点にも注意してください。
●検索ボリューム
いくらニーズにピッタリなキーワードが見つかっても、検索数が少なければ費用対効果が悪く、集客も期待できません。
●競合性
同じキーワードで上位表示されるサイトが多い、もしくは大手企業が上位を独占しているような場合は、競合性が高いです。
そのキーワードでは上位表示されにくいので、キーワードをずらすのもテクニックです。
今回ご紹介したポイントを踏まえ、ぜひSEOに効果的なキーワード選定をしてください。
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