自社の会員向けに限定してサイト内のコンテンツやセール情報を公開したい。このように考えられる担当者さんは多いと思います。
このような会員限定の仕組みを作るのにはお金や時間がかかってしまうイメージですよね。
しかし、今回紹介するWordPressのプラグインを利用すれば無料で簡単に会員サイトが出来てしまうのです。
今回はそんな便利なプラグイン「Simple Membership」をご紹介します。
◯ おすすめプラグイン:Simple Membership
「Simple Membership」の紹介の前に、会員限定サイトにどのような機能が必要なのか、考えてみましょう。
ざっと思いつくのは下記の機能だと思います。
・新規ユーザー登録
・既存ユーザーの登録情報(パスワードなど)変更
・記事や固定ページの限定公開
・管理画面からのユーザーの手動追加
・ログインフォームの設置
上記で紹介したような機能であれば、無料で使える「Simple Membership」でまかなえてしまいます。
上記に加えて、下記の機能も備わっています。
・有料/無料会員の管理
・会員のレベル分け(プランによる区分など)
・会員の支払い履歴
これだけの機能が備わっているのであれば、簡易的なセール情報の共有などをするための会員サイトは十分に作成することが出来るといえます。
次は、「Simple Membership」で特におすすめのポイント2点を詳細にご紹介させていただきます。
◯ おすすめポイント:初期設定が簡単にできる
まず1つ目のおすすめポイントは初期設定の簡単さです。
「Simple Membership」はWordPressの公式プラグインですので、管理画面のプラグインの新規追加から検索して追加することが出来ます。
インストール後有効化しますと、「Simple Membership」の設定メニューが出てきますので、まずはそこで「会員レベルの設定」を行うようにしましょう。
これはよくある無料・スタートプラン・ゴールドプランなどのような会員のレベル分けです。
「Simple Membership」ではこの会員レベルによって閲覧できるコンテンツを制限したり、利用できる機能を制限したり出来ます。
なお、基本設定をするにあたり無料会員向けの会員レベルは求められるので、それだけは作成するようにしましょう。
その後設定画面に行き、下記の要・不要を設定します。
1.無料会員機能を使うか
2.無料会員はどの会員レベルか
3.記事の限定公開をどのように行うか
4.新規会員の登録を自動にするか、手動にするか
上記の2の設定の際に、先ほど作成した会員のレベル分けが必要になってきます。
上記が終わりましたら「ページ設定」の画面に行き、既に発行されている下記ページのURLが問題ないかを確認します。
・ログインページ
・会員登録ページ
・会員についての紹介ページ
・プロフィールの編集ページ
・パスワードリセットページ
ブルートフォースアタックが気になるという方は、ログインページのURLだけ変更されるのが良いかと思います。
以上が完了したら初期設定は終了です。
あとは会員サイト内にいれるコンテンツをひたすら作成していくだけです。
なお、作成したコンテンツの公開範囲を簡単に設定できるのも、「Simple Membership」の魅力です。
◯ おすすめポイント:コンテンツの限定公開が簡単にできる
「Simple Membership」の設定をしているサイト内で限定公開コンテンツを配信するには、各投稿画面に設定された「Simple WP Membership 限定公開」パネルの「Yes」を選択するだけという手軽さが2つ目のおすすめのポイントです。
初期設定の会員レベルを複数作っておけば、会員レベルによって閲覧の可否も選ぶことが出来ます。
また、1記事単位の限定公開だけでなくカテゴリー丸々限定公開の設定にするといったことも可能です。ですので、VIP会員向けの限定セール情報というカテゴリーを作って情報を限定した会員に見てもらうことも可能です。
◯ まとめ
以上、会員サイトを簡単に作成できる「Simple Membership」をご紹介させていただきました。
上記以外にもショートコードを使った機能や、有料会員向けのPayPalを利用した会費の支払いなど出来ることが様々あります。
会員サイトを検討されている方は、是非一度プラグインをインストールしどのようなことが可能かを見てみてください。
● Simple Membership
https://wordpress.org/plugins/simple-membership/
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