Z.com Web HostingのWordPressサーバーを試してみた(前編)

2017年01月06日Z LOG, 井上研一先生コラム

私は2つのWordPressサイトを運営しています。1つは自分が経営している会社のWebサイト、もう1つは個人のブログです。

いま、会社サイトはVPSに、個人ブログは海外のWordPressサーバーに置いているのですが、ふつうのレンタルサーバーを使ったり、Amazon EC2にWordPressのイメージを入れてみたり、さまざまな方法でWordPressサイトを運営してきました。

今回は、Z.com Web HostingのWordPressサーバーを試してみます。Z.comという極めて短いドメインが印象的ですが、レンタルサーバーのブランドとしてはあまり馴染みがないかも・・・。でも、その運営母体はGMOインターネットグループ。お名前.comでも有名だし、レンタルサーバーのトップブランドともいえるロリポップ!レンタルサーバーもグループの一員。そんなGMOインターネットグループの海外戦略統一ブランドがZ.comなのだそうです。おぉ、なんかカッコいいぞ!

 

WordPressサーバーって何だ?

試用するのはWordPress専用サーバー。最近、国内でも増えてきた種類のサービスです。

いままで、WordPressを使うとなると、WordPress.comというブログサービス(アメブロやココログのようなサービスのWordPress版)を使わないのであれば、ロリポップ!などのレンタルサーバーにインストールして使うのが一般的でした。Z.comでもレンタルサーバーのサービスを提供しており、WordPressのかんたんインストール機能も備えています。

ここ数年は安価なVPSが普及したこともあり、自分でLinux環境にApacheやMySQLなどを導入し、その上でWordPressを動作させるという人も増えました。VPSを使えば、そのサーバーを完全に自由に使える環境が手に入ることから、自分のこだわりを極め尽くしたWordPressサイトをつくることができます。

WordPress.com(ブログサービス)は最も簡単に使い始めることができますが、プラグインやテーマの追加が制限されるなど自由度が低いのが難点。独自ドメインを使うように設定すれば、料金的にもレンタルサーバーやVPSが使えるくらいになってしまいます。
レンタルサーバーにWordPressをインストールすれば、そのような難点はなくなりますが、いろいろ使えるアプリの1つがWordPressという位置づけなのでWordPressに特化した機能は期待できません。そして、VPSはなにしろさまざまなソフトウェアのインストールやセキュリティ対策などのサーバー管理をすべて自己責任で行う必要があり、やっぱりしきいが高いですよね。

そう考えると、WordPressを使うためのサーバーって意外と「帯に短し、たすきに長し」なのです。
そんな中で現れた、WordPress専用サーバー。一言でいえば、WordPressしか使えない代わりに、WordPressに完全に特化した機能を提供しつつ、サーバー管理的な作業はすべて肩代わりしてくれる・・・。そんな夢のようなサービスなのかもしれませんよ!

 

WordPressサーバーを使ってみよう!

そんな夢のようなサービスが本当にあるのか、試してみましょう。

log01
Z.comのWordPressサーバーの料金はこちら。どのプランを選んでもサービス内容には差がなくて、契約期間が長いほど安く使えるようです。私が個人ブログで使っている海外のWordPressサーバーは月額1,100円程度。んー、1ヶ月払いのプランでもZ.comの方が安いですね・・・。

WordPressサーバーを1つ契約すると、その中に作成できるWordPressのサイト数はなんと無限!つまり、毎月900円払えば、いくつでもWordPressサイトが持ててしまうということです。私は2つのサイトを運営していますが、アフィリエイトサイトや最近流行りのミニサイトなどを運営したい場合は、これは大きな利点といえます。

ただ、いちおう制限があって、ディスク容量は10GBまで、月間訪問者数は30,000人までとなっています。ディスク容量は特に問題になることはないと思いますが、気になるのは月間訪問者数です。訪問者って何?

Z.comのサポートサイトでその点はきちんと説明されていて、「24時間以内のユニークなIPアドレスの数」を訪問者としてカウントしているとのこと。例えば、1日に1,000人の人が見に来るブログであれば30日で30,000人になるので月間訪問者数の範囲内におさまるということです。ブログを10個やっているとすれば、それぞれのブログに100人でも良いわけですね。(複数のブログで同じ日に同じIPアドレスからの訪問がある場合は、月間訪問者数のカウントはその分少なくなる。)

 

WordPressのインストールはあっという間に完了

月間訪問者数の話はそれくらいにして、新しいブログ(WordPressサイト)を始めてみましょう。

log02
こちらは一般的な入力項目ですね。ドメインはwebstartarz.comで任意のサブドメインを指定できます。独自ドメインを使う場合も、一旦はwebstartarz.comドメインを使うことになります。

言語設定は日本語のほか、英語、中国語、そしてインドネシア語などのアジア圏の言語も選べます。さすがに海外戦略統一ブランドのZ.comですね。

 

また、固定IPアドレスも有料オプションながら選択可能です。

log03
最後に追加ボタンをクリック!1分も経たないうちにWordPressサイトの追加が完了しました。

log04
WordPressサイトの追加が完了すると、このような管理画面を表示することができます。WordPressのダッシュボードとは別に、Z.com独自のさまざまな機能を使用できるようです。これらの機能については、次回の記事で詳しく見ていくことにしましょう。

ちなみに独自ドメインの設定も、この管理画面から行います。

log05

もちろん、WordPressのダッシュボードも表示できます。Z.comロゴもメニューになっていて、さきほどの管理画面に遷移することができます。

log06
できあがったWordPressサイトがこちら。タイトルは自動的にセットされるので、WordPressのダッシュボードからお好きなものに変更しておきましょう。テーマはWordPress標準で最新のTwenty Sixteen。こちらも後ほどお好きなものに・・・。

この辺はレンタルサーバーやVPSにWordPressをインストールした場合と何も変わりません。WordPressならではの自由さ、カスタマイズ性の高さは何も失っていないということですね。

 

Z.com Web HostingのWordPressサーバーを試してみた(後編)はこちら

 

inoue井上研一(いのうえ けんいち)

東京都中野区に住むITコーディネータ、ITエンジニア。
1979年福岡県北九州市生まれ。

1996年頃よりWebサイトの構築、アプリ開発を開始し、多くの雑誌が掲載。国内中堅SI会社やコンサルティング会社等を経て、2013年にアルティザンエッジ合同会社を立ち上げ代表社員・CEOに就任。 技術そのものよりも、技術が社会にもたらす影響に興味を持ち、ITとビジネスが交わるところで活動中。クライアント企業のプロジェクトに参画するほか、イベント登壇や執筆活動にも積極的に取り組み、ブログにもいろいろ書き連ねています。
2013年より超初心者専門ITスクール「TECH GARDEN SCHOOL」で講師を務めるほか、最近はこどもたちにプログラミングを教える活動も始めました。 2016年10月に書籍「初めてのWatson APIの用例と実践プログラミング」をリックテレコムより刊行!

この記事が気に入ったらいいね!しよう

ZLOGからWordPress運用に
役立つ情報をお届けします。