レンタルサーバー、レンタルサーバーと言うけど、何に使うの？という方も多いのでは無いでしょうか。そこで、今回から３回にわたって、いわゆるSMBと呼ばれる、中小企業やスモールビジネスにおけるレンタルサーバーや独自ドメインの活用術をお伝えしていきます。
第１回目は基礎編。
どのような場面にレンタルサーバーや独自ドメインが活かせるかを紹介します。
１、高品質の自社のWebサイトを簡単・短時間で作る
スタートしたばかりの小さな会社や個人事業主の方は、なかなか自社のWebページまで手が回らないという方も多いでしょう。
しかし、スタートしたばかりだからこそ大切なのが、自社のWebページです。
いま、皆さんは何か新しい商品やサービスを購入・利用するときにまずどのような行動を取りますか。このコラム記事をお読みになっているような方なら、ほぼ「ググる」、
● つまりネット検索で情報を集められているのではないでしょうか。
● つまり、今やネットで探すのが普通の行動になっているのです。
これはビジネスにおいても同様です。
もし、Webページがなければ検索にすら引っかかりません。よくいわれる「SEO」以前の問題です。だからこそ、早く自社Webサイトを作ることが大切なのです。
でも、そこで課題になるのが、「どうやってWebサイトをつくればいいの？」という課題です。Webページつくる言語「HTML」なんてわからないよ、という方も多いでしょう。
そこでおすすめしたいのが「CMS」（コンテンツ・マネジメント・システム）を使うことです。
このZ LOGでもよく話題になるWordPressをはじめとして、レンタルサーバーと相性のいい、無料で使えるCMSがいくつかあります。
特にWordPressは、Webサイトのデザインを決める「テンプレート」をインストールすることで、簡単にオリジナルデザインのサイトを作ることができます。
WordPressのテンプレートは無料で配布されているものも多く、企業サイト用などのテンプレートも配布されていますので、「いち早く、でも見栄え良く」というサイトを作るためにはもってこいと言えるでしょう。
ぜひ「WordPress テーマ 企業サイト」などのキーワードで探してみてください。
CMSの代表格であるWordPressについては、次回の「自社Webサイト」編でもっと詳しく解説します。
２、Webサイトとドメインとオフィスアプリ
次に、スモールビジネスの業務で、サーバーやドメインを活かす方法を紹介しましょう。
一つはメール。そしてもう一つは意外や意外、オフィスアプリケーションです。
自社Webサイトを立ち上げる時には自社専用の独自ドメインを取得します。
これはSEO対策もさることながら、会社の信用度の目安にされるからです。
自社のWebサイトが独自ドメインの会社と、レンタルサーバー会社から提供されるドメインの会社、どちらが信用できるかは明白ですね。
オフィスアプリケーションの初期コストの高さに頭を悩ませている経営者や管理者の方も多いでしょう。実は、このドメインを持つことで、高機能なクラウドオフィスアプリケーションを使うこともできます。
マイクロソフトのOffice 365 Onlineや、GoogleのGoogle Apps for Workなど、クラウド型のオフィスアプリケーションは１ユーザーあたり月額数百円で使うことができます。これらは企業向けに提供されているサービスで、利用するのにドメインが必要となっています。
また、これらのサービスにはメールサービス（マイクロソフトのExchange OnlineやGoogleのGmail）も使うことができます。比較的メールボックスの容量も大きいので、レンタルサーバーのメールサービスのメールバックアップ用として活用できます。
また、クラウドに対応しているので、PCのみならず、スマホやタブレットからも安全に使える環境が整っており、セキュリティ対策としても有効です。
（GMOではOffice365を活用したサービスもご用意しています）。
このように、レンタルサーバーと独自ドメインを活用することで、スモールビジネスにおいて重要な自社のプロモーションや業務効率化を図ることができます。
次回以降、さらにビジネスに活かせるレンタルサーバー活用法を紹介していきます。
● 本記事に紹介されたアプリのダウロード先
● Office 365 Online
https://products.office.com/ja-jp/business/office
● Google Apps for Work
● お名前Officeクラウド