株式会社 山口油屋福太郎 様

株式会社 山口油屋福太郎 様

ホームページのレスポンスが以前とは比べ物にならないほど速くなり、
Webサイトへのアクセスは15%アップ!

明治42年、食用油の製造卸売り業者としてスタートした「山口油屋福太郎」。
今では食のニーズに合わせて総合食品メーカーとして業務を拡大し、「明太子」や「めんべい」など、福岡を代表するお土産品を販売。
ホームページの運営でZ.comのサービスを採用したきっかけや今後の展開など、お話を伺いました。

公式HP:https://www.fukutaro.co.jp/

Z.com WP 導入事例インタビュー

最初に山口油屋福太郎さんについて教えてください。

代表取締役副社長 田中 洋之氏

代表取締役副社長
田中 洋之氏

田中(洋)山口油屋福太郎はもともと食用油の製造卸売り業者としてスタートしましたが、業務の拡大にあたって食用油以外の食品も作って販売することになりました。その時、新しい商品展開として明太子を選び、製造を開始しました。当時、弊社は明太子の製造に使う原料を納品しており、明太子の消費に将来性を感じていたのです。

明太子にはいろんなメーカーがありますが、それぞれに味の特色があります。弊社の明太子は、お酒のつまみというよりは、ご飯のおかずとしてお子様でもお召し上がりいただけるように、あえて辛みを抑えています。また、お酒で洗うことで旨味を凝縮するという弊社独自の製法を採用しています。

しかし、明太子は日持ちがしないので、冷蔵保管をする必要があります。できるだけ長く明太子の風味を味わっていただくために、明太子を使ったお煎餅の製造も始めました。

「お客様目線を第一に」Z.com WPご採用の背景

Z.com WPにてホームページ運営をすることになった経緯を教えてください。

取締役 新商品開発部長 田中 香菜子氏

取締役 新商品開発部長
田中 香菜子氏

田中(洋)弊社ではホームページを利用して商品紹介を行い、気に入った商品があれば購入サイトに誘導、ショッピングカートに入れて直接購入できます。ホームページではお客様に役立つ情報も頻繁に更新していますが、ページの更新を外部の業者に委託すると、公開に時間とコストがかかってしまいます。新しい情報や告知を自分たちで更新できればスピード感が出ますし、費用対効果も上がるのです。こうした背景から、自社で情報更新と公開を行うために、Z.comさんのサービスであるWordPress専用サーバを導入しました。

田中(香)弊社はどんなことでも、お客様目線を第一に考えてきました。
弊社の人気商品である新感覚の煎餅「めんべい」は、味のパウダーを外側に吹き付けるのではなく、主菜となる馬鈴薯でんぷんと副菜となる海鮮の旨味をしっかり練り込んで仕上げています。また、硬めに焼き上げることで、より一層風味や味わいを感じていただけます。どんなに煩雑でコストがかかっても、お客様に食を楽しんでもらうことが重要です。

ホームページによるお客様サービスも同じです。自分たちが作りやすい、管理しやすいことは基準になりません。ものづくりと同じ視線で考えなければならないのです。

お客様の目線に立って、こういうものをインターネットで購入したい、商品の説明を読んだらすぐに購入ページに移動したいなど、お客様が利用しやすいホームページにすることが最優先です。煩雑かつ手間がかかったとしても、他人任せではなく、自分たちでなんでもできる環境が必要だったのです。

Z.comと他社でWordPress関連のサービスの比較などされたのでしょうか?

システム部 池松 芳尋氏

システム部
池松 芳尋氏

池松実はZ.comさん以外にも、何社かWordPressが使えるサーバーを検討していました。しかし、当時はサーバーの管理ができる技術者が社内におりませんでした。そのため、ホームページの更新以外の運用管理について注力しなくてもいいことがWordPress専用のサーバーを選んだ理由の一つです。Webサーバーの管理まで行うことだけは避けたかったのです。

また、他社と比較した際に、運用が安定していることも大きな利点です。Z.comさんのサーバーは、SSDストレージや独自のキャッシュシステム、10Gbpsの高速回線を採用することで高速化に注力されています。そのため、ホームページのレスポンスが以前とは比べ物にならないほど早く感じました。さらに、メディアで取り上げられるなどした直後に、弊社の商品へのアクセスが急激に増えても、オートスケール機能※1を利用することでレスポンスへの影響はなくなりました。

さらに、ホームページ公開時のトラブルを防ぐためのステージング環境※2が用意されていることが決め手となりました。サポートについてもWeb上ですべてが完結しているので、電話をかけた後に、やきもきしながら返答を待つこともないので助かります。これだけの機能やサービスが充実しているにも関わらず、低価格で利用できるのは魅力ですね。

※1 トラフィックが一定量を超えると仮想サーバーの台数を増加して、自動的にスケールアウトする機能。アクセスが落ち着くと、仮想サーバーの台数を減らして自動的にスケールインする。
※2 テスト用のサーバー環境で、本番環境に反映させる前に外部に公開されることなく、動作や表示などの最終チェックを行うことが可能。

アクセス数15%UPの効果とサーバーの切り分けで実現するセキュリティの強化

Z.com WPを導入したことでどのような効果がありましたか。

池松コンテンツのリニューアルを行っていたこともあるのですが、サーバーをZ.com WPに切り替えた直後から、Webサイトへのアクセスは15%ほど増えました。これに関してはSSDやキャッシュシステムなどによる高速化の効果が大きいですね。Z.com WPを導入する前は、同じサーバー上でWebサーバーとメールサーバーを管理・運用していました。そのため、Webサーバーとメールサーバーを同時にメンテナンスしなければなりませんでした。

弊社は飲食店向け業務用食材の卸売りも行なっています。飲食店のお客様は夜遅くまで営業されておりますので、食材の注文メールが弊社に届くのは営業時間後の深夜時間帯になってしまいます。しかし、一般的にメンテナンスの時間にあてられる深夜時間帯にWebサーバーのメンテナンスを行うと、その間はメールも利用できなくなります。そのため、お客様にご不便をおかけするということがありました。一方で、メールサーバーのメンテナンスという社内的な作業のために、お客様が一時的にホームページにアクセスできないということもあってはなりません。

そこで、WebサーバーだけをZ.com WPに移行し、メールサーバーは元のサーバーのままで運用しました。この移行により、Webサーバーとメールサーバーの個別メンテナンスを実現。お客様にご迷惑がかからないように配慮しながら、サービスの停止時間も短縮できました。

また、サーバーを物理的に分けることによって、サイバー攻撃がWebサーバーに対するものなのかメールサーバーに対するものなのかの切り分けがやりやすくなります。セキュリティの面でも向上しました。

Z.com WPの機能によって業務の変化がありましたらお聞かせください。

営業3部 通販小口 ネットチーム 黒木 瑞恵氏

営業3部 通販小口 ネットチーム
黒木 瑞恵氏

黒木ステージング環境の導入が社内の業務フロー改革につながりました。ステージング環境から本番環境、本番環境からステージング環境へのコピーが1クリックで行えるようになったことは大きいですね。

ステージング環境がない頃は、HTMLの知識を持っていない部署が情報を更新した場合、実際に公開してみないと本番環境でどのように表示されるのか確認できませんでした。そのため、HTMLの知識を持っている部署に情報更新の仕事が集中し、業務格差が生じていました。

しかし、ステージング環境の導入で、どの部署からも情報の更新と確認ができるようになりました。さらに、インターネット担当者が最終形を確認して1クリックでホームページを更新するという、新しい業務フローも増えました。これにより、部署間の情報格差がなくなり、働き方改革にも繋がっています。

「食」×「WordPress」で目指す次のステージ

Z.com WPを活用した今後の新しい事業展開などがあれば教えてください。

田中(洋)今後はインターネットを使って、海外にもビジネスを展開していきたいと思っています。これはBtoCだけでなく、業務用の食材を販売するBtoBのビジネスも考えています。日本の食材を求めて弊社のWebサイトを訪問した欧米やアジアのレストランに、商品の魅力をアピールして、輸出促進に繋がる仕組みを作っていきたいですね。

これらの新しい仕組みづくりにおいてもWordPressを活用できればと考えています。バックヤードの部分を外部の業者に任せて、Webサービスのフロントの部分を弊社で構築していきたいですね。

ありがとうございました。

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