バックアップ&リストア機能を使ってサイトを
作り直したい!

2017年04月04日Z LOG, 井上研一先生コラム

私のブログをZ.comのWordPressサーバーに移転しようというプロジェクトを進めていますが、最近、私に変化がありました。1人でやっている会社の名前を変えてしまおうとしています。会社っぽい名前から個人事務所っぽい名前に。法人としては維持するので、あくまで会社名の変更です。

そんなわけで、いままでは会社サイトの個人のブログがあって、それぞれを別に運用していたのですが(下図の現在→リニューアル案1)、別にする必要がなくなりました。会社サイトといっても個人事務所っぽいサイトになるので、そこにブログも入れてしまえば良いというわけです(下図のリニューアル案2)

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なんだか、Z.comさんで記事を書かせてもらう何ヶ月かの間に、いろいろ私自身が変遷していて、その様子も合わせてお届けしているような感覚ですが、まぁそれも味ということでお許しください。

前置きはこれくらいにして、そうなると今まで考えてきたサイトリニューアルの構想とは違うことになるので、一旦、すべてをご破算にして作業をやりなおしたいということになります。でも、また気が変わるかもしれないし・・・。ご破算といってもいままでの作業にも戻れるようにはしておきたい。

 

Z.com WordPressサーバーの機能でいうと、ステージング環境と本番環境の関係がまさにそんな感じ。本番環境はちゃんと運用しておいて、新しいデザインを試したいときはステージング環境を使えば良いのですから。

でも、今回は違いますね。まだ、本番環境での運用を始めていないので、いまやっているステージング環境での作業内容を確保しつつ、別のまっさらの作業もステージング環境でやりたいというわけです。

 

ステージングサイトは1サイト1つまで

ということは、ステージング環境上にサイト(ステージングサイト)を2つ作れれば良いということになるわけですが、そういうわけにはいきません。

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Z.com WordPressサーバーの管理画面を見てみると、既にステージングサイトが存在している場合、新規ステージングサイトを作成するボタンが無効化されて表示されます。つまり、ステージングサイトは1つしか作れないというわけです。

これは別に仕様上マズいというわけではなく、もともとステージング環境の位置づけは本番環境にアップする前に確認する環境ですから、2つ以上必要になることは基本的にはないわけです。私のような例は特殊ということでしょう。

 

ただ、WordPressサイトの開発というものはちょっと面倒なところがあって、データベースの中にサーバー固有の情報をガッツリ抱え込んでいます。いくつかの設定項目程度ならまだしも、記事の中にある画像なんかもドメイン名まで含む絶対パスでセットされています。

なので、ローカルPCなどの開発環境で作業をしていると、ローカルのデータベースの内容をそのままサーバーに持って行っても表示が崩れたり、場合によってはまったく表示されなかったりということになります。

 

その点、ステージングサイトから本番サイトへの移行時には、その辺の変換が自動的に行われるので、ローカルPCで作業するより便利です。

ローカルPCで開発環境を作る際にはVCCWを使うのが良くて、VCCWに含まれているWordMoveというツールがその辺の変換をやってくれます。ただ、数回前の記事に書いたように、Z.comのWordPressサーバーではSSHが使えないため、WordMoveを使うことができません・・・。

 

バックアップ&リストアで何とかなりそう

では、どういう方法が良いのかと考えてみると、バックアップ&リストア機能あたりを上手く使うと良いのでは?と考えつきました。

いま、ステージング環境で動いているサイトを一旦バックアップして、再度、ほぼまっさら状態の本番サイトからステージングサイトを作って、新たな作業。元に戻したくなったら、バックアップをリストアすれば・・・というわけです。

 

まぁ、やってみましょう。

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まず、こちらが現在のステージングサイトです。明らかに作りかけです。作りかけというか、ほとんど作業が進んでいない感が溢れる・・・。(いろいろ忙しいんですよ・・・とか言い訳する。)

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バックアップの方は、自動バックアップが毎日1回取られているようです。が、これはあくまで本番サイトのバックアップ。ステージングサイトのものではないので、直前にバックアップを取っておきましょう。

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ステージング環境を選択して、「バックアップ」をクリックします。

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ネームタグ(バックアップに付ける名前)をセットして「はい」をクリック。

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すぐにバックアップが完了するわけではなく、一旦「バックアップ中」というステータスになるようです。

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ものの2〜3分でステータスが「保存済」になりました。 これでバックアップが完了したので、あとはいつでもこの状態までには戻せるはず!

 

いま、本番サイトはWordPressのクリーンインストール直後くらいの状態なので、ここで本番サイトの内容をステージングサイトにコピーすれば、まっさらな状態から新たなサイトデザインを試せるというわけです。

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本番サイトの内容をステージングサイトにコピーするには、本番サイト側のWordPressダッシュボードを表示して、Z.com WordPress本番環境設定を表示します。

そこから「本番サイトからステージングサイトへコピー」をクリックすると、確認ダイアログが表示され、本番サイトの内容でステージングサイトが上書きされます。

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このように本番サイトと同じ状態(WordPressのデフォルトテーマ)になりました。あとは、ステージングサイト上でさまざまな作業を進めれば良さそうです。

 

ちゃんとリストアできるか?

さて、作業としてはそれで良さそうですが、それではこの記事の意味がありません。やりたいことは、また元の(先ほど削除した)デザインで作業をやり直したいと思った場合、ちゃんとバックアップからリストアして、ステージング環境の構成が復元されるかです。これが上手く動けば、今回の目的は達成ですね。

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先ほどのステージング環境のバックアップ画面から、リストアアイコンをクリックします。

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確認ダイアログが表示されるので、「リストア」をクリックします。

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この操作はあっという間に完了しました。ステージングサイトを見てみると、先ほどバックアップした状態に戻っています。 このバックアップとリストアの機能を使うと、ステージング環境上でいろいろなデザインを試したりして、最良なものを本番環境に持って行くということができるでしょう。

 

ステージングサイトは削除しない

ここで、実際に私がハマったことを1つ。ステージングサイトのバックアップを取った後、私はステージングサイトを削除してしまいました。

どうせ、本番サイトからステージングサイトを作り直すのだし、現状のステージングサイトの内容はバックアップを取っているからです。

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ステージングサイト内の情報は「全て」削除されるという、このダイアログは問答無用に「はい」。

すると・・・。

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ステージングサイトが削除されて、再度新たなステージングサイトを作ることができるようにはなりますが、ステージング環境のバックアップも全て消えてしまいました。だから「全て」削除されてしまうのね・・・。

 

考えてみれば、ステージングサイトのバックアップを取った後、本番サイトの内容をステージングサイトにコピーすれば、それは「上書き」でコピーされるのです。

で、上記のように本番サイトの内容でステージング環境上での作業ができるわけですから、それで良いのです。先ほど試したようにバックアップを使って元の状態にリストアすることもできます。

 

ステージングサイトを削除すると、本当に「全て」の情報が消えてしまうのです。この点は注意しましょう。

もちろん、ステージング環境上での作業がすべて終わって、本番環境に移行した後は削除しても構わないとは思います。そうなった後、再びステージング環境で作業するのは、次のまったく新しい作業になるでしょうから。

 

この後の作業は?

ということで、私的ないろいろもあって、サイトリニューアルプロジェクトは一旦振り出しに戻りました。そのおかげで、Z.comのWordPressサーバーの色々な機能を実際に使ってみることができたので、それはそれで良しとしましょう。

 

次回以降の作業は、リニューアルサイトの構成も練り直しになっているので、前回まで使っていたテーマとは別のものも試しつつ、リニューアルを完成まで持って行きたいところです。

ちなみに、私の会社の会社名変更は4月1日。本稿執筆時点からあと2週間と少ししかありません・・・。

ということは、きっと次回の記事あたりでリニューアル完遂報告ができるに違いない?

 

inoue井上研一(いのうえ けんいち)

東京都中野区に住むITコーディネータ、ITエンジニア。
1979年福岡県北九州市生まれ。

1996年頃よりWebサイトの構築、アプリ開発を開始し、多くの雑誌が掲載。国内中堅SI会社やコンサルティング会社等を経て、2013年にアルティザンエッジ合同会社を立ち上げ代表社員・CEOに就任。 技術そのものよりも、技術が社会にもたらす影響に興味を持ち、ITとビジネスが交わるところで活動中。クライアント企業のプロジェクトに参画するほか、イベント登壇や執筆活動にも積極的に取り組み、ブログにもいろいろ書き連ねています。
2013年より超初心者専門ITスクール「TECH GARDEN SCHOOL」で講師を務めるほか、最近はこどもたちにプログラミングを教える活動も始めました。 2016年10月に書籍「初めてのWatson APIの用例と実践プログラミング」をリックテレコムより刊行!

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